代行返上について |
当基金は厚生年金基金の「代行返上」を実施します
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当基金は設立以来、国の厚生年金の一部にプラスアルファをつけて国に代わって年金を支給してまいりました。当初、当基金の年金資産の運用は好調でしたが、バブル経済崩壊後、国内株式の大幅下落や低金利により大きな利差損が発生し、事業主・加入員の負担増の原因となっています。
こうした状況のなか、2002年4月に制定された確定給付企業年金法によって厚生年金基金が持つ「国の代行部分」を国に返上出来るようになりました。代行返上によって事業主・加入員が抱える負担が軽減されることから、当社の労使委員会で検討した結果、代行返上を行うこととなり2003年2月12日開催の基金代議員会で議決しました。
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「代行返上」とは、代行部分の年金支給を国に変更することです
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厚生年金基金は、国の老齢厚生年金の報酬比例部分を代行してプラスアルファをのせた年金を国に代わって給付しており、この年金は「基本年金(代行部分とプラスアルファ部分)」と呼ばれています。
「代行返上」とは、この代行部分の年金支給を基金から国に変更することです。
代行部分の年金は基金から国に引き継がれ、プラスアルファ部分は当基金から支給されますので、基本的には代行返上によって皆様の年金が変更(減額)となることはありません。

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代行返上の変更時期は2004年の春頃を予定しています |
代行返上にあたっては今後、厚生労働省へ申請し、加入員・年金受給権者約1万5千人の年金記録の照合と、国へのデータ移行や年金額の引き継ぎ等、様々な事務処理を実施していくことが必要となります。
従って代行部分の年金支給が基金から国に変更するのは、早くて2003年の10月以降となる予定ですのでご承知置き下さい。
なお、具体的な変更時期等につきましては、決定次第ご通知させて頂きます。
※代行返上により、年金支払者が変わるだけで支給される年金額は変更(減額)されません。
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