キャッシュバランスプランの仕組み
   

 当年金基金は、平成16年4月1日より、「厚生年金基金」から、「企業年金基金」に制度を移行しました。

 この制度移行に伴い、基金の安定運用のために「キャッシュバランスプラン」の仕組みを導入いたしました。
(平成16年4月1日以前に受給権を取得している方は本制度対象外です)
 

加入者一人ひとりの「仮想個人口座」

 キャッシュバランスプラン制度の特徴は、加入者一人ひとりに「仮想個人口座」を設け、そこに各人ごとの年金原資相当額(「クレジット」と呼びます)を積立ててゆきます。
(「仮想」というように、個人別に資産を管理するための名目上の個人口座です)
 
年金原資は「拠出クレジット」+「利息クレジット」

 「クレジット」には、個人ごとに付与される「拠出クレジット」(各人の職群や特称によってポイント数は異なる)、と仮想個人口座の積立額の利息に相当する「利息クレジット」の2種類があります。

 「利息クレジット」は、定められた指標の利率で計算します(10年国債の応募者利回りの過去1年平均)。指標利率は変動するため、仮想個人口座の残高もそれに伴って変動します。
  指標利率には上下限が設定されています。
 退職時の仮想個人口座残高(拠出クレジットと利息クレジットの合計)が、年金の原資に相当し、年金または一時金額の計算基礎となります。
年金額も指標利率によって変動

 従来は年金原資に固定利率の利息相当分を加味して年金を支給してきましたが、キャッシュバランスプランでは、この受け取る年金の利息相当分について、毎年指標利率を元に計算しなおす「変動利率制」となります。

 このため、年金を受け始めてからも、年金額は、基本的に毎年変動(増・減)することとなります。

 
加入者期間
待期者期間
受給期間
上限
4.5%
5.0%
下限
1.5%または法定下限予定利率のいずれか高い方
 
 
 
 

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