●平成13年度の厚生年金基金の運用概況としては、外国株式は平成13年9月の米国同時多発テロ事件の影響があったものの、各国の迅速な政策協調により落ち着きを取り戻し、その後は株高に転じました。
一方国内では、進まぬ不良債権処理問題や、大規模企業の破綻などから、株価が低迷を続け、外国債券等は好調ではありましたが、年金資産全体での運用利回り(修正総合利回り)は平均で▲4.16%と、2年連続のマイナスという結果になりました。
当基金でも厳しい運用環境のため全体で▲1.9%の運用利回りとなりましたが、平成12年度の▲ 8.7%から若干回復しました。
●厚生年金基金の給付設計の前提としている運用の予定利率は5%ですので、時価ベースでの今年度の運用収益はそれを下回ることとなりました。
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