食品包装用ラップフィルム事業の譲渡に関するお知らせ
2021年05月12日
昭和電工マテリアルズ株式会社
昭和電工マテリアルズ株式会社(取締役社長:丸山 寿、以下、昭和電工マテリアルズ)は、2021年5月12日付で、食品包装用ラップフィルム事業※1 (以下、ラップフィルム事業)を、信越ポリマー株式会社 (代表取締役社長:小野 義昭、以下、信越ポリマー)に譲渡する契約を締結しましたのでお知らせします。昭和電工マテリアルズは、2021年8月2日付で、ラップフィルム事業を、新設分割(以下、本分割)により設立する株式会社キッチニスタ(以下、キッチニスタ)に承継させ、同日付でキッチニスタの株式の全てを信越ポリマーに譲渡することを予定しております。
昭和電工マテリアルズは、1973年にラップフィルム事業を開始し、1980年に食品包装用小巻ラップフィルムの販売を開始しました。昭和電工マテリアルズの食品包装用ラップフィルム「キッチニスタラップ」は、伸縮性、密着性に優れ、使い勝手が良いといった特性を備えており、また、ラインアップとしてラップを衛生的に保つことができる抗ウイルス・抗菌タイプや、ラップ片の混入を見つけやすい抗菌ブルータイプなど、当社独自の製品も提供しています。こうした点がプロの料理人から評価され、国内の業務用小巻ラップ市場においてトップシェア※2を有しています。
昭和電工マテリアルズは、2020年4月に昭和電工株式会社の連結子会社となり、2023年には両社は統合を実施する予定です。今後も持続的な成長を実現するための最適な経営資源の配分や事業ポートフォリオの再編、両社技術の融合を通じたイノベーションの創出に向けて取り組んでいる中で、ラップフィルム事業についてあらゆる選択肢を慎重に検討した結果、同じくポリ塩化ビニル樹脂製フィルムを主要部材とした食品包装用ラップフィルム事業を行っている信越ポリマーのもとで事業拡大を図ることが最適との結論に至り、ラップフィルム事業を譲渡することを決定いたしました。
なお、本分割およびラップフィルム事業の譲渡による当社業績への影響は軽微と見込んでおります。
- ※1 その他厨房用雑貨を含む
- ※2 出典:富士キメラ総研「2019年パッケージングマテリアルの現状と将来展望(2019年見込)」
1. 会社分割(新設分割)の当事会社の概要(2021年5月12日現在)
2. 会社分割(新設分割)および株式譲渡実行日
2021年8月2日(予定)
3. 株式譲渡の相手先の概要(2021年3月31日現在)
以上
お問い合わせ先
ブランド・コミュニケーション部 広報グループ