ソリューション

ホームソリューション防虫成分入り発泡断熱シート

長期防虫効果で快適な住環境を守る断熱材

防虫成分入り発泡断熱シート

対象業種

ハウスメーカー/建材メーカー

用途想定

住宅用断熱材

住宅のZEH化を背景に、省エネルギーで効率的に室内の温度を保つニーズが高まっています。安定した温湿度の室内環境は、人にとって快適なだけでなく、ゴキブリやダニといった衛生害虫にとっても生活しやすい環境となっています。特に断熱材が設置された場所は狭く、これら害虫が好む傾向にあります。

このような住環境をもっと過ごしやすくするために、当社は防虫効果のある発泡断熱シートを開発しました。家屋などの建材に適するよう長期の防虫効果を発揮します。断熱性と防虫効果の耐久性を両立することで、快適な室内環境に寄与します。

課題解決

発泡体に防虫剤を練りこむことで、長期間の防虫効果を維持

断熱効果が高い家屋は、人だけでなく虫にとっても温度湿度が安定した快適な環境です。柱や梁・壁に囲われた部分に使用する断熱材の周辺は特に狭くて暖かいため、虫にとって居心地の良い状態になっています。
当社は、人やペットには安全な防虫成分を発泡体に練り込んだ、防虫成分入り発泡断熱シートを開発しました。発泡体に接触した害虫は神経伝達を阻害され、不快感をおぼえるため、徐々に発泡体に近寄らなくなります。また防虫成分が大気中に蒸散するタイプではなく、練り込まれた防虫成分が少しずつ発泡体表面へ染み出すことで、長期にわたる防虫効果を発揮します(促進試験結果:10年相当後も効果あり)。さらに吸い込みのリスクや周辺部材に与える影響は少ないと考えられます。

自社試験法によるチャバネゴキブリ忌避試験によって実施した結果(社内データ)

サンプル

促進試験での忌避性能(10年相当)

防虫成分入り発泡断熱シート

忌避率 99%

【寿命換算方法(10℃2倍則)】
85℃×50%RH×5日処理 = 23℃×50%RH×1年相当
※85℃×50%RH×50日処理を実施 → 23℃×50%RH×約10年相当

【忌避率の算出方法(自社試験法)】

忌避率の算出方法(自社試験法) イメージ

特長

優れた断熱性・緩衝性と柔軟性

断熱材の発泡倍率が高いため、熱伝導率は0.040W/(m・k)と低く、断熱性・保温性に優れます。またシート状で柔軟性にも優れ、設置時に折り曲げが少なく家屋への使用に適しています。

発泡プラスチック系断熱材の特性比較

種類

断熱性・保温性
熱伝導率 W/(m・K)

密度
kg/m3

耐水性

柔軟性

防虫性
忌避性

防虫成分入り発泡断熱シート
(ポリエチレンフォーム)

0.040

23

フェノールフォーム

< 0.036

> 45

×

×

×

ビーズ法ポリエチレンフォーム

< 0.041

> 20

×

×

硬質ウレタンフォーム

< 0.040

> 25

×

×

格付

基準

優れる(JIS評価で規格内又は実使用条件で問題ない)

留意点あり(使用条件によっては優れない)

×

断熱用建築部材としてすぐれない

注記1:比較表記載値は参考値であり保証値ではありません。
注記2:比較項目、比較コメントはあくまで自社調査結果であり参考情報です。

哺乳類・鳥類・魚類への安全性

防虫成分として哺乳類・鳥類・魚類には無害なエトフェンプロックスを用いており、皮膚刺激性がありません*

  • *参考文献
    皮膚刺激性:(株)薬物安全性試験センター「モルモットによる皮膚一次刺激性試験(報告書No.N19253)」より
    急性毒性:経口LD50(mg/kg) >42,000(エトフェンプロックスメーカSDSより)

長期間の忌避効果

防虫成分を発泡体に練りこんだ薬剤が徐々に表面に染み出してくるので、長期間の忌避効果が見込まれます(促進試験の結果による、室内保管23℃×10年相当)。